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「環境問題」という言葉がクローズアップされていた高校時代。

大気や土壌、水や森...漠然と環境に関わることを勉強したくて、農学部に進学しました。

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そして、環境について知る程に「全ての源は森である」と感じました。

それからは、森林のスケールの大きさに惹きこまれ「林学科」を専攻。

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卒業後は吉野林業で有名な奈良県庁へ入庁し、林業試験場で木材の現場に触れることができました。

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そのうち、「もっと現場に近い所で仕事がしたい」との想いが強くなり、2年で退庁しましたが、

この2年間の貴重な経験と数え切れない出会いは、今でも私を支えてくれています。

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退庁後は、学生時代からの憧れだったドイツへ留学。

森林や木材に対する考え方、環境への取り組み等が知りたくて渡独しましたが、

自分の世界が広がった貴重な時間となりました。

この留学がなければ今の自分はないと思っています。

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ドイツでの生活で感じたこと、それは「森に対する意識の高さ」。

日本との決定的な違いに大きなカルチャーショックを受けました。

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帰国後は、広く、森の役割を伝えることができたら...と、

国産材の活用を推進するNPOで活動を始めました。

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皆さんに、特に家づくりをお考えの方々に、国産材を選んでもらうにはどうすればよいか？

メディアへの広報や情報誌の企画・編集、イベント企画などを通じて、

「伝えるということ」について考え、色々な方法を実践してきました。

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そんな経験を活かし、森づくりをしている方々、製材する人達、

そして住宅建築に携わる方々の発信力を高めていくことで、

この業界をバックアップしていきたい...そんな想いでこの事務所を運営しています。

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「元気な森づくり」と、「健康で安全な住まいづくり」を、

もっともっと広げていくために、お役に立てればと思っています。

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事務所をスタートさせてお陰様で10数年が経ちました。

数々のご縁をいただく中で、不動産やマンション等の業界にも関わらせていただいております。

この業界でも国産材のナビゲーターになれたらと思っています。