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建築から山を考え 山から建築を考える 新たなネットワーク

「たった25年」

日本の家の寿命は、今、そんな風に言われています。命をかけて働き続けて、やっと手にしたマイホームが、たった25年しかもたないなんて・・・。どう考えても納得いかないけれど、この国ではそんな家づくりが当たり前になってしまいました。

もともと、日本の家は木と土でつくられていました。

裏山に植えられたスギやヒノキ、マツにケヤキ、クリなどの木を上手に使い分けしながら、環境にも人にも負担をかけない長寿命の家をつくってきました。

築100年、200年の民家が今もなお立派に存在していることをみても、その家がどれほど優れていたかが分かります。

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でも、そんな家づくりは、木や土といった自然の素材と、大工、左官といった人の技術を必要とし、ゆっくりと時間をかけてこそできあがるものでした。

決して贅沢な家づくりではないけれど、早さや便利さ、手軽さや安さを求める今の時代の中で、切り離されてしまったのが、そんな日本の伝統的な家づくりでした。

今当たり前になってしまっている量産型の家づくり。安く、大量に、短期間で家をつくりあげるためにと、自然素材や技術を排除し、人工的な素材を使ってなるべく手間をかけない家づくりを必死に追及してきた建築業界。

そんな家づくりが生んだのは、家の短寿命化とシックハウス、そして、技術の衰退と山の荒廃でした。

わたしたちは考えます。

ちょっと方向性を間違ってしまった今の家づくりを、当り前の日本の家づくりに戻したい。家づくりを通じて、山をもう一度蘇らせたい・・・。

残念ながら、今、建築業界と木材業界には大きな隔たりがあり、家づくりという同じ目標があるにも関わらず、発注者・受注者という垣根を越えられずにいます。この垣根を取り払い、ただ、「住む人にとって最も良い家づくり」のためだけに協力しあう・・・当事務所はそんな関係をネットワーク化しています。

建築のプロと木材のプロ。互いに家や木に対して素晴らしい知恵や知識を持っています。知恵を出し合うことで、解決する問題はたくさんあります。

山と建築の懸け橋となりながら、より良い家づくり、山づくりを実現していきたいと考えています。



私たちにできること

何十年と世代をこえて木を育ててきた林業家
木を見極め、最大限に活かせるようにと刃を入れる製材所
素材、構造、意匠性  どれひとつ妥協しない建築家
木に新たな命を吹き込む大工さん

私たちのネットワークは、そんな人たちの集まりです。全ての目的は、「より良い家づくり」。何十年とそこに暮らす、大切な家族のために・・・。

材料(木材)選びから、プランニング、お引き渡しに至るまでの全工程を、当事務所がコーディネートします。

木の家の寿命は、木材の品質と構造、大工さんの技術で決まり、どれ一つ欠けてはいけないのです。山と建築が連動することで初めて安心して使える木が無理なく調達でき、それらの木を1本1本、建築家や大工さんが見極めることで、寿命の長い家は完成します。

さらに、この「山と建築の連動」は、山の計画伐採を実現し、健全な山づくりをバックアップするとともに、木の家づくりに大きな可能性を与えます。

「大黒柱を選びたい」
「シンボルツリーを選びたい」
「床柱を選びたい」・・・

そんなご希望に柔軟にお応えできるのも私たち。家づくりに少し余裕があれば、ちょっと山の中をのぞいてみて下さい。そのためのご案内なら、いつでも喜んで。

家づくりを通じた人と人の交流、これも当事務所の目的の一つです。

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私たちは、ほんの小さなネットワークでしかありません。けれど、そんな小さな輪が、産地ごとに、地域ごとに誕生することで、日本の山や建築は変わっていける・・・そんな想いで、山と建築をつなぐネットワークづくりのお手伝いをしています。

興味を持って下さった家づくりをお考えの方、木材・建築関係の方、ぜひお気軽に声をおかけ下さい。

全てはそこから始まると思うのです。