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都会だからこそ 自然素材を・・・

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都会に暮らす私たちの日常生活。

気がつけば、移ろう四季を感じられず、自然に触れる機会は少なくなっています。

毎日、満員電車に揺られ、鉄筋コンクリートづくりの、人工素材に囲まれたビルの一室で仕事をし、年中冷暖房のきいた室内で一日を過ごしています。

けれど、人もやはり自然の一部。だから本来、人は人工的な物から心地良さを得ることはできないのです。

ずっと人工物に囲まれていると、人は五感や感性、身体的な機能を鈍化させてしまうとか・・・。

だからせめて、一所懸命働いて帰宅した時くらいは、ゆっくりくつろぐ休日くらいは、癒されて過ごしたい・・・それは誰もが願うこと。そんな願いを叶えてくれるのは・・・

近くで育った山の木と、土や紙などの自然の素材をそのまま生かした家
家族の温度を木肌に刻み、住む人と共に呼吸しながら深みと艶を増してゆく家

薄っぺらでテカテカした人工素材にはない自然素材の良さ、それは「歴史を刻む」ということ。特に木材は、時間の経過と共に艶を増し、住む人の温度を刻みながらあめ色に色づいていきます。住めば住むほどどんどん美しくなる、それが木の家なのです。

「家づくりには自然素材を」

これは、なにも特別なことではなく、これからの家づくりを考えた時、ごく当り前のことだと思うのです。



自然素材の魅力

「自然素材の家づくり」なんて言えば、特別なことのように思われるかも知れません。

でも、ちょっと考えてみて下さい。

家族の命を守り、健康を守るための家づくりに、なぜ人工的で体に害のある素材を使うのか?

逆に不思議に思いませんか?

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家づくりに自然素材を使うことの一番の魅力は、何といっても「調湿性能」。つまり、湿気の多い時には、素材そのものが水分を吸収し、逆に、乾燥時には水分を吐き出してくれる・・・

そんな能力を自然素材はもっているのです。「高温多湿」の日本の暮らしの中で、これほどありがたい特徴をもつのは、やはり、木材や珪藻土、漆喰やじゅらくといった自然素材だけ。

そして、そんな素材を見事に使いこなしてきたのが、日本の家づくり、日本の文化だったのです。

でもなぜ、自然素材が水分を調整できるのでしょうか?それは、小さな穴をたくさんもっているから。この穴に水分を吸着させることができるのです。これが、人工素材にはまねできない自然素材の良さ。

余計な湿気は、住む人にとっても、建物にとっても良くありません。長く快適に暮らすためには、ぜひ取り入れたいものです。



身近で豊富にある杉と桧

①68%

②世界第三位

なんの数字だと思いますか?

こたえは、日本の森林率(①)と、その世界ランキング(②)です。

そう、先進国の中で日本は、フィンランド・スウェーデンに続く、世界有数の森林王国なのです。

よく「森の国」と呼ばれるドイツでさえ、森林率は30%余り(世界平均森林率と同じくらい)・・・

日本ってちょっと凄いと思いませんか?

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でも・・・「木は切ってはいけない」、そんな風に思われている人も、まだまだ多いと思います。けれど、それはこの国の森林を考えた場合には、間違った思い込みです。

日本の山の多くは、戦後、誰かが手植えした杉・桧の人工林。この人工林は、やがて伐採して使うためにと植えられた木なので、ただ放置しておけば緑豊かな山になる・・・というものではありません。

そう、手を入れずに残すべき「原生林」などの森とは性質が違うんです。

「計画的に伐採してまた植える」、このサイクルを繰り返すことで、日本は世界に誇る森林豊かな国であり続けてきたのです。

けれど今、木が育つまでのピンチヒッターだったはずの外材(輸入木材)にシェアを奪われ、杉や桧は使われぬまま、山に眠っています。

伐採されずに過密になった山には光が射さず、草や低木も生えず、小動物も姿を消し、木々はやせ細っています。その先にあるのは・・・山の荒廃、土砂災害、つまり国土の崩壊。そしてもう、それは始まっています。

朽ち果てようとしているこの国唯一の素晴らしい資源。

木を理解する建築家、森林所有者や製材所、大工さんが手を組むことで、日本の家はもっと良くなり、木は生かされ、山は蘇ります。

国産材をつかった家づくりの本質は、ここにあるのです。