2年越しの改修工事のご相談 [10/06/18]
こんにちは、LineWork(s)です。
とうとう今年も、梅雨入りしてしまいましたね。うっとうしい季節の到来ですが、まぁ、アメニモマケズ・・・でいきましょう。
さて今週の火曜日、2年前からご相談頂いていた事務所近くの住まいの改修工事のお打ち合わせに行ってきました。
お久し振りのMさんが、雨の中、笑顔で温かく出迎えて下さって、とても嬉しい再会でした。時間ってあっという間に過ぎてしまいますが、お会いした瞬間にそんなこと忘れてしまうから不思議です。
玄関前のお庭を眺められる和室でのお打ち合わせ。以前お伺いした時もそうでしたが、ここは何だか居心地がよく、落ち着く場所です。お茶とお菓子を頂きながら、ゆっくりお話をさせて頂き、改めて住まいを拝見させて頂きました。
Mさんがご両親と暮らされた大切なこの住まい。ご両親がよく二人でお茶を楽しまれていたという縁側は日に焼けて、家族の歴史を物語っていました。
今回の工事は、耐震や間取り変更を含む、大規模な工事になります。これからじっくり計画を練りながら、Mさんご家族にとってベストな住まいづくりになるよう、お手伝いさせて頂きます。
Mさん、大切な住まいの改修工事をご相談頂き、ありがとうございました。これからどうぞよろしくお願いします。
奈良県にて、改修工事のご相談 [10/06/14]
こんにちは、LineWork(s)です。
少し前のことになりますが・・・先日、改修のご相談をお受けし、奈良県にある築120 ~ 150 年ほどの古民家へお邪魔してきました。
植栽豊かな中庭を囲んで、蔵や納屋が立ち並ぶ何とも趣ある建物でした。
蔵づくりの建物は2階建て。梁構造の見える2階部分をギャラリーなどとして使用すれば、趣ある空間になりそう・・・そんな、独特の雰囲気がありました。
けれど、「ここで住む」ということになれば、やはり大規模に手を加えなければいけないという状況。
今後の家族構成や生活の変化、予算やご希望・・・色々と考えないといけないことがあって、「歴史ある建物をどう生かすか?」ってことは、とても難しい問題です。
ご家族でじっくり話し合い、納得できる結論を出すことが大事、ということで住まい手M さんも現在思案中です。
また今週は、2年越しで住まいづくりのご相談を頂いているMさん宅へお邪魔します。Mさん宅は事務所のすぐ近く。久しぶりにお会いできるのが、とても楽しみです!
静岡県浜松に初上陸! [09/12/08]
こんにちは、沖中です。
事務所で暖房をつけていても、なかなか足元が暖まらない位、寒さが本格化してきました・・・。5時を過ぎれば真っ暗だし、本当に気ぜわしい季節です。
さてさて、先日、静岡県のFさんより住まいのについてのご相談を頂き、浜松市まで行ってきました!
実は、静岡へはこれまで行ったことがなく、遠いイメージだったんですが、高速を走っていけばたったの3時間程度。あっちもこっちも、本当に便利になっているんですね!
高速を降りてしばらく国道を走ったんですが、車窓から見た浜名湖は、水面がキラキラして、とても穏やかで綺麗な湖でした。
ちょうどお昼過ぎにFさん宅に到着したんですが、なんと!浜松名物の「うなぎ」をご用意頂いて、ほんとに、ほんとに柔らかくて甘みがあって、美味しかったです!
という訳で、またまた写真そっちのけで食べてしまいました・・・すみません(笑)Fさん、本当に御馳走様でした。

さて、Fさん宅は築40年の店舗付き住宅。
お聞きしていたイメージとは裏腹に、築40年とは思えない程、とても綺麗に住まわれていて、ビックリしました。
この住まいでFさんがずっと気にされていることは、「部屋の暗さ」と「風通し」、さらに「押入れの湿気」と「生活導線」。

先日、これらのご相談をお受けして、今回、実際に住まいを拝見させて頂きました・・・とは言え、私はFさんのお母様と、楽しくおしゃべりさせて頂いただけですが(笑)
採光に通風、湿気に導線・・・これらの不満をクリアするため、また今後のより良い暮らしのために、水谷がこれからリフォーム案を練っていきます。
それにしても、ゆったりした敷地に、景色の良い庭・・・と、都会暮らしにはないたくさんの良さがあるFさん宅。
せっかくご相談頂いたので、「お気に入りの我が家」に少しでも近づけるよう、お役に立てればと思っています。
Fさん、どうぞよろしくお願いします!
品ある曽根の住まいは70歳 [09/08/01]
こんにちは、沖中です。
今日からもう8月。梅雨が長引いていますが、あっちこっちでセミの声が賑やかな今日この頃です。
さてさて、先日、「ちょっと心配事が・・・」とご相談を頂いたMさん宅を見に行ってきました。
阪急曽根駅近くのMさん邸は、なんと築70年!
ですが、そのしっかりしたつくりには、古臭さや老朽さは感じられず、歴史の深さと文化の重みだけを強く感じるものでした。
この住まいの現況をご心配されていたMさんですが、中でも特に気にかけておられたのが「欄干」の傷み具合。
雰囲気ある茶室の欄干なんですが、これがまた、とても手の込んだつくりで、なんとも上品。
六角形に形を整えられた木が、華奢に組まれていました。少し傷んでいるとはいえ、70年もの時を経てきたとは思えないものでした。
あちこちと、中をご案内頂きましたが、照明なども当時のままだそうで、白いガラスづくりでとてもおしゃれでした。灯りをともすと、独特の色で光って、ボンボリみたいです。歴史あるものには、やっぱりかないませんね。
壊したり、つくり変えたりするのは簡単なことですが、世代を越えて大切に受け継がれた歴史のある住まいなので、当時の繊細な技術や美意識を損なわないよう、ゆっくりと時期を見ながらお付き合いさせて頂きたいと思います。
時間の流れをゆったり感じた午後でした。
Mさん、今後とも、そうぞよろしくお願いします。
小型車で良かった「土地めぐり」 [09/07/18]
こんにちは、沖中です。朝からセミの声がうるさく、本格的な夏の到来を感じます・・・。
さてさて、先日、お子さんが大きくなるまでに住まいづくりをしたいとご希望のお客様よりご相談をお受けして、土地を色々と見に行ってきました。池田、豊中、箕面・・・と、くるくると走り回ってきました。
何しろ目指すは土地なので、付近の略図を頼りに向かうのですが、同じような所をグルグルと、「あっちかな、こっちかな」と行き来しながら、4か所程見てきました。
中でも、箕面や池田の山の手は、道がかなり細く、急な坂道も多いので、対向車が来ませんようにと祈るばかりでした(笑)方向音痴も今のうちに何とかしないと・・・。
でも、「土地」と一言で言っても、ほんと色々です。
区画整備されて、あとは家を建てるだけ!という土地もあれば、ガスや水道の引き込みがされているのかも分からない、そんな土地もあります。
立地条件や価格だけにとらわれていては、後で大変な目にあいそうです。
分からないまま決断してしまうのは危険なので、今回のようにちょっとご相談頂ければ、できるアドバイスをさせて頂きたいと思っています。
それにしても、土地探しはジリジリと焼けますね~(笑)
CASBEE [09/07/10]
こんにちわ。水谷です。
私としてはブログを書いたのは、つい昨日のことのように思うんですが、世間では久しぶりの更新になるみたいです。
さて先日、CASBEE戸建の評価員試験を受けに行ってきました。建築士とは悲しいもので、試験は永遠に終わりません。
今回試験を受けてきた「CASBEE」とは、一言でいえば、質の高い生活を、省エネ・省資源で実現させるためにつくられた評価基準のようなものです。
現在、省エネは国レベルの課題になっています。しかし、省エネは、国民一人一人の問題と言っても、各々の生活の中で、省エネのために節約や節制することは非常に難しく、一過性に終わってしまう可能性が非常に大きいと思います。
分かりやすく言えば、ダイエットのようなものでしょうか。まだダイエットの方が、美しい体になるのだから良いと思う。でも、省エネのために、毎日何かを節約するという生活の持続は難しいと思います。
けれど、住まいづくりにおいて、断熱や気密などをしっかりした住まいは、クーラーや暖房に頼ることなく、快適な空間をつくることが可能です。
そうすれば、ランニングコスト(生活する上でかかる、電気、ガス代など)が、かなり低減されます。年間でいうと、省エネ基準を満たしている住宅と、そうでない住宅では、年間で15万~20万円近く変わってきます。20年となると・・・400万円も差が出るんですよ。
CASBEEのように、数値で住宅の性能を表すことによって、お客さんは安心して家づくりができるようになります。さらに、住まいを売ったり、中古物件を買ったりする時にも、築何年や表面的な綺麗さだけで、家の価格が決まってしまうことなく、公平な基準による売買が可能になります。
とはいえ、CASBEEはまだ浸透しておらず、内容も改良の余地がある部分もあると思いますが、今後このような取組が発展していけばいいのになぁと思っています。
しかし、試験はつらい・・・。
今日は何の日? [09/01/17]
こんにちは、水谷です。
今日は1月17日。
阪神間の人には忘れることができない1日。
あれから14年が経ちました。
平成生まれが新成人となり、震災を知らない世代も増えてきました 。
せめて、我々経験者は、決してあの苦い経験を、忘れてはいけないと思います。
災害は忘れた頃にやってきます。
思えば、私の建築への道は、14年前の今日からはじまりました。
ですから、1年に一度この日は、建築に対する心構えを再認識するようにしています。
建築は、ひとつ間違えれば、人を死にいたらしめます。
だから、どんなに小さなことでも、気を抜くことはできません。
今日はわたしにとって、自分の仕事の重大さを再認識し、日々の努力を怠らず、また1年がんばろうと思う日です。
あけましておめでとうございます [09/01/05]
あけましておめでとうございます。水谷です。本日より仕事初めです。
年末はじめて朝まで生テレビを最初から最後まで見ました。以前までは、あまり興味もなくすぐにチャンネルをかえていたのですが、なぜか今回は気がつくと朝まで見ていました。
見ていて思ったことなのですが、何が正しいのか間違っているのか、それとも煽っているだけなのか、判断のつきにくい話が多いのですが、最終的には自分の見解を見出さなければ間違った方向に行くような気がします。
そういうこともあって、今年は視野を広めて、いろんなことにチャレンジし、勉強したいと思っています。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。
2008年最後のブログ [08/12/27]
こんにちは、みずたにです。
私の田舎は京都府の天田郡という山奥にあり、土壁造の平屋で、室内は土間、石で造った暖炉が、離れには薪風呂があり、庭では鶏が元気よく歩き回っている、自然豊かなところです。
そこに住んでいた祖母が亡くなって十数年経ちますが、亡くなってからは一度も訪れていません。
というのは、幼少の頃のそんな田舎の自然風景が、今まったく変わってしまっているのを見ると、自分の想い出が潰されてしまうような恐怖感をいだくからです。
現在私は西宮で都会暮らしをしています。
よく姉の子供が家に来て、私のパソコンや携帯電話を勝手に使ってゲームをして遊んでいます。その遊んでいる時の笑顔を見ると、可愛いなと思う反面、ふと、日常生活の中で全く自然を味わうことなく成長すると、どうなるのかな・・・なんて思ったりします。
今の子供たちは、小さな時からパソコンや英語などを学習でき、確実に今の時代よりも技術の進歩の恩恵を受けることができると思います。でも、自然や環境というものを念頭において、何かをすることができるのかな?と思います。
今、私は建築の仕事をしていますが、幼少の頃の田舎の記憶があるから、木や環境に対しての意識を持てているのだと思います。
この蛍池の事務所は、駅から少し距離があるんですが、いつも遠回りして散歩しながら、事務所へ向かっています。
ここ豊中は、昔の趣ある住まいと高層マンショが半々くらいの割合で混在し、町並みが壊れつつあるような気がしています。
歩きながら、「ここにこんな家を建てたいな」、「ここに殺風景なマンションが建てば、この一角の風景は崩れてしまうな」・・・なんて想像します。
私は町の一角の家をつくることしかできませんが、その町の一輪の花が群を成し、歴史ある町の趣と、これからの町並みをミックスできるような住まいを造ることができればなと思っています。
これから先、建築という仕事をしていく中で、祖父母や両親が教えてくれたように、技術が進歩してゆく中での残すべきものの継承、持続といったことを、次世代の人達に伝えていくことができればと思います。
今年一年、目上の方に非常にお世話になり、助けて頂いたことによって、そんなことを改めて思う年の瀬です。
今年1年、ありがとうございました。皆さまもどうか良いお年を・・・。
カーボンニュートラル [08/12/24]
こんばんは、みずたにです。
先日、兵庫県が主催された森林バスツアーに参加しました。その時、県の職員さんが「カーボンニュートラル」についてのお話をされていました。地球温暖化の原因の一つの要素であるCO2の削減は、みなさまにとっても身近なものになっていると思います。
そのCO2に対する指標として「カーボンニュートラル」という考え方があります。
「カーボン」とは、「炭素・C」、「ニュートラル」とは「中立」という意味ですが、木(植物)は光合成をしながら生長し、その過程でCO2を吸収して酸素を吐き出します。そして、やがて木は伐採され、建材や紙になり、最終的に燃やされてCO2を排出する訳ですが、そもそもそのCO2は、もともとは大気にあったものを木が吸収したものなので、例え排出されたとしても、大気中に新たにCO2を生み出すことにはなりません。
このように、排出されるCO2量と、吸収されるCO2量が同じである、この状態を「カーボンニュートラル」と言います。
だからといって、とりあえず何でも木を使えばカーボンニュートラルになるのか・・・と言えば、そういう訳でもありません。
例えば、バイオエタノールにおいて指摘があるように、製造過程で大量のCO2を排出したり、以前ウッドマイルズについてのブログで書きましたが、大量の燃料を使って遠くから運ばれた木材を使うとすれば、カーボンニュートラルにはなりません。
表面的な認識だけではなく、こういった製造や輸送にかかるエネルギーについても考えないと、本来の意味を見失うように思います。 そういったことを考えても、やはり木はできるだけ身近な場所にあるものを使うのが本来の姿なのだと、改めて思います。
そしてそれだけでなく、伐採したところには植林し、きちんと整備していかなければ、木もやがては石油などと同じ限りある資源になってしまうし、大気中の二酸化炭素を吸収する機能をなくしてしまいます。 フィールドを適切に管理し、育成を維持する・・・書いていて思ったんですが、これは森についてだけでなく、人の世界においても、今後のキーになるのではないかと思います。
お久しぶりです・・・ [08/12/13]
お久しぶりです。LineWork(s)の水谷です。長らくブログを書いていなかったのですが、今後ちょくちょく書いていきたいと思います。
さて、今日はちょっと「経済」の話です。
ここ数年、世界経済はすさまじい速さで動いているのを感じ、ここら辺で少し勉強しないと危ないな...と思って、最近少しずつ経済本なんて読んでみたりしています。
最初のうちは、難しくてよく分からなかったのですが、我慢して読み続けてきて、少しずつですが、理解できてきたように思います。
ちょっと面白くなってきた半面、今まで無知だったことが少し怖い感じもしています。
数年前までは、経済は実際にある「物」の売り買いで動いていたんですが、今は、株式や証券、権利、信託など、実際にある「物」ではなく、「お金」だけで市場が動いています。
サブプライムローン問題や、M&Aをはじめとするマネーゲームの影響によって、失業者の増加、物価や住宅ローン金利上昇...などが、私たち一般消費者にも、大きく圧し掛かってきています。
今の政治を見ていると、私たち一般消費者が、一番被害をこうむるような気がします。今後は、自分自身で頭を使い、身を守っていかなければいけないように思います。
ちょっと暗い話になってしまいましたが、建築バカでは生きていけないと思う、今日この頃です。
ある日の建築現場にて [08/09/22]
うっかりしているうちに、このコーナーの更新からはや3ヶ月・・・。このコーナーの担当は設計の水谷なんですが、今は忙しく、期待しても無理のようなので(笑)、またもや沖中が更新してみたいと思います。
先週、その水谷が少し関わらせて頂いた建築の現場を訪ねました。
やっぱり良いですね~杉と桧の香り。独特の香りがあたりに漂っていました。
で、ちょっと皆さんにクイズです。
右の写真→下にある木と、上に乗っている木、どっちが杉で、どっちが桧でしょう?
答えは、下(土台)が桧で、上に乗ってる(柱)のが杉です。
色白の桧と、赤い色した杉の表情の違いが、分かりやすく撮れました。
まだ製材されて間もないので、こんなに色の違いがありますが、年月が経てば、どっちがどっちか変わらないくらいに、それぞれ同じような色へと変化していきます。
土台に桧を使うのは、水や腐れに強いから。桧風呂もいいけれど、やぱり桧は家づくりに使ってこそ、その能力をめいっぱい発揮します。
桧に刺さっている棒のようなものは、カシなどの堅い木(広葉樹)でできた、「込栓(こみせん)」というものです。
実は、桧の土台の上に、ポンと杉が乗っている訳ではなく、桧の土台の奥深くに、杉が埋め込まれていて、込栓を通じて、桧と杉が固く固定されているんです。
「木は木でしめる」・・・これも、昔から受け継がれてきた木の文化の一つ。建築現場は、まさに、技術や文化のかたまりです。
名の残る仕事 [08/06/23]
おはようございます、沖中です。
週初めなのに、どんよりしたお天気ですね。まぁ、雨じゃないだけましかな・・・。
さてさて、設計業務多忙につき、水谷がなっかなか更新できないようなので、ちょっと越境してやってきました。お邪魔します(笑)
今、大規模な改装工事のご相談を2つほど頂いているのですが、その一つ、築47年になる住まいには、きちんとした図面が残されていました。
平面図、立面図、基礎伏図、床伏図、小屋伏図、天井伏図、電気・給水設備図、そして各展開図・・・折り目が茶色く変色しているあたり、この家の歴史を感じますが、それぞれの図面は立派に読みとることができます。
どれだけ予算をかけて、どんな家にしていくのかは、これから進めていくんですが、それにしても、家の履歴があるって素晴らしい!って思います。何だか母子手帳みたいって思いました(笑)
生まれる前の記録を残し、さらには生い立ちが分かるようにと記載するあたり、同じだな~って思います。後で改修工事やメンテナンスが必要になっても、これがあったら困りません。図面ってやっぱり大事です。家は、建てたらハイ終わり!ってものじゃないから。
で、さらにさらに・・・図面の端には図面をかかれた建築士さんの登録番号と名前もきちんと入っています。この家が昭和36年12月に計画されたことも分かります。
考えてみれば、建築士の仕事って、いろんな意味で名前が残ります。奇抜なデザインを競う世界でなくても、こうやって一つの家を建築するということだけで、自分の名前が残っていく仕事です。
その分責任重大ですが、建築のプロでない私にとってはちょっと羨ましいことでもあります。
という訳で、この図面をCADでおこし直し、計画を進める準備に忙しい水谷に代わって、沖中がお届けしました。また更新が止まれば顔を出します(笑)
私にできるちいさなこと [08/06/02]
こんにちは水谷です。
一週間の始まりなのに、雨になってしましたね・・・。久しぶりになってしまいましたが、ちょっと更新してみたいと思います。
私の仕事は国産材を使った家づくりの設計です。
よく、「なぜ設計士なの?」、「なぜ国産材なのか?」・・・と聞かれます。
なぜ・・・?
ものづくりが好きだから・・・?
日本の木を使わなければいけない現状にあるから・・・?
月並みな言葉で言えばこういったことでしょうが、 正直なところ、なんとなく・・・というのが答えです。
阪神大震災を経験し、木造建築に興味を持ち、日本建築を調べていく中で国産材を知り、前職場の同僚だった沖中より国産材について色んな話を聞いて問題点を知り現在に至るといったところです。
国産材の現状、町に家を造ることの意味を知ってしまった以上、国産材を使用し、周囲の町並み(環境)に配慮した住まいを手がける事はごく当たり前だと思うようになりました。
自慢になりませんが、私はぐーたらで仕事でない時はほとんどぼーとしています。
でも、自分が唯一できる建築において、住まい造りを通して社会貢献をすることができたとしたら、それはとても満足のいく話です。
お客様により満足のいく住まいを提供し、プラスとして国産材を使って頂いたことによる付加価値を付ける事ができれば、より多くの人が国産材や環境に目を向けてくれるのではないかと思います。
一人一人がする小さな社会貢献が、これからの世界を作っていくのではないかと思っています。
「大きなボランティアよりも、自分にできる小さなことの継続」が大事ではないかと、最近思います。
耐震セミナー [08/05/17]
こんにちは、水谷です。今日はいい天気になりましたね。
さて、先日、木構造の耐震セミナーに行ってきました。
ちょうど先日、現在空家になっている日本家屋の改修の相談を受けたこともあって、 いつもより真剣にセミナーを聞きました。
耐震診断や補強の計画って、新築とはまた違って非常に難しい・・・。
というのは、現状の住まいが、どこが大丈夫でどこに問題あるのか?を細かく現地調査をし、見えない部分を鋭く的確に見極めないといけないからです。もし、問題点を見落とし、補強する箇所を間違えてしまえば、かえって危険なものになってしまうケースもあるのです。ただ単に、部分的に強くしても、弱い部分にひずみが起こるのです。
きちんとした耐震診断のためには、床下や天井裏などをくまなく検査することが最も肝心なのです!
私の場合、現場監督を3年ぐらい経験したこともあって、そんな調査は抵抗なくできるんですが、普段、図面ばかり書いている人には、ちょっと過酷なことかも知れません・・・。
阪神大震災の被災経験から建築の世界をこころざし、現場監督も経験した自分にとって、「耐震診断」は一つの使命じゃないかと思っています。
新築で、全く新しいスタイルを手掛けるのも良いんですが、大切に受け継がれてきた家屋を、蘇らせる取り組みは、非常に興味深く、意味の大きなことじゃないかと思っています。
自分にどう料理できるのか・・・責任重大ですが、とても楽しみです!


