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品ある曽根の住まいは70歳 [09/08/01]

こんにちは、沖中です。

今日からもう8月。梅雨が長引いていますが、あっちこっちでセミの声が賑やかな今日この頃です。

さてさて、先日、「ちょっと心配事が・・・」とご相談を頂いたMさん宅を見に行ってきました。

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阪急曽根駅近くのMさん邸は、なんと築70年!

ですが、そのしっかりしたつくりには、古臭さや老朽さは感じられず、歴史の深さと文化の重みだけを強く感じるものでした。

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この住まいの現況をご心配されていたMさんですが、中でも特に気にかけておられたのが「欄干」の傷み具合。

雰囲気ある茶室の欄干なんですが、これがまた、とても手の込んだつくりで、なんとも上品。

六角形に形を整えられた木が、華奢に組まれていました。少し傷んでいるとはいえ、70年もの時を経てきたとは思えないものでした。

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あちこちと、中をご案内頂きましたが、照明なども当時のままだそうで、白いガラスづくりでとてもおしゃれでした。灯りをともすと、独特の色で光って、ボンボリみたいです。歴史あるものには、やっぱりかないませんね。

壊したり、つくり変えたりするのは簡単なことですが、世代を越えて大切に受け継がれた歴史のある住まいなので、当時の繊細な技術や美意識を損なわないよう、ゆっくりと時期を見ながらお付き合いさせて頂きたいと思います。

時間の流れをゆったり感じた午後でした。

Mさん、今後とも、そうぞよろしくお願いします。


ある日の建築現場にて [08/09/22]

うっかりしているうちに、このコーナーの更新からはや3ヶ月・・・。このコーナーの担当は設計の水谷なんですが、今は忙しく、期待しても無理のようなので(笑)、またもや沖中が更新してみたいと思います。

先週、その水谷が少し関わらせて頂いた建築の現場を訪ねました。

やっぱり良いですね~杉と桧の香り。独特の香りがあたりに漂っていました。

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で、ちょっと皆さんにクイズです。

右の写真→下にある木と、上に乗っている木、どっちが杉で、どっちが桧でしょう?

答えは、下(土台)が桧で、上に乗ってる(柱)のが杉です。

色白の桧と、赤い色した杉の表情の違いが、分かりやすく撮れました。

まだ製材されて間もないので、こんなに色の違いがありますが、年月が経てば、どっちがどっちか変わらないくらいに、それぞれ同じような色へと変化していきます。

土台に桧を使うのは、水や腐れに強いから。桧風呂もいいけれど、やぱり桧は家づくりに使ってこそ、その能力をめいっぱい発揮します。

桧に刺さっている棒のようなものは、カシなどの堅い木(広葉樹)でできた、「込栓(こみせん)」というものです。

実は、桧の土台の上に、ポンと杉が乗っている訳ではなく、桧の土台の奥深くに、杉が埋め込まれていて、込栓を通じて、桧と杉が固く固定されているんです。

「木は木でしめる」・・・これも、昔から受け継がれてきた木の文化の一つ。建築現場は、まさに、技術や文化のかたまりです。