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節のない木のつくりかた  [10/07/10]

さて今回は、「節のない木(無節)」のお話しです。

前回お話した通り「節は枝の跡」なので、全ての木には節がある訳ですが、実は節のない木(主に柱)というのは、森で育っている時から、無節の木として使われることを想定して育てられた木なんです。

昔は柱を隠さず家を造る(真壁工法)ことが当たり前だったし、客間や床の間など訪ねてくる人を強く意識していたので、見た目の美しさが重視され、そのニーズにこたえるために育てられたのが無節の木です。

では、どうやって無節の木をつくるのでしょうか?

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例えば、1 本の木から4 寸角(12cm 四方)の柱をとるためには、最低でも直径17cm の丸太が必要ですが、図の四角が柱だとすれば、この表面に節が出ないように育てればいいわけです。

木は中心側ではなく、樹皮側が太っていくので、幹の外に突き出している枝は成長と共に幹に巻き込まれていきます。この幹に巻き込まれた枝が、製材時に表面に出ると「節」になってしまうのです。

そこで木を育てる人達は、「枝打ち」を繰り返してきました。早めに枝を切れば、木はその傷跡を覆うように成長していき、柱の表面に節が出ない木をつくることができるのです。

でも、今の住まいづくりは、柱を隠してしまう大壁工法が主流で、和室も少 なくなり、無節の木はあまり必要とされなくなりました。もちろん、節のある木が悪いわけではありませんが、大変な苦労をかけて育てられたものだから、どちらも有効に活用できないかな・・・そんな風に思うのです。