カーボンニュートラル [08/12/24]
こんばんは、みずたにです。
先日、兵庫県が主催された森林バスツアーに参加しました。その時、県の職員さんが「カーボンニュートラル」についてのお話をされていました。地球温暖化の原因の一つの要素であるCO2の削減は、みなさまにとっても身近なものになっていると思います。
そのCO2に対する指標として「カーボンニュートラル」という考え方があります。
「カーボン」とは、「炭素・C」、「ニュートラル」とは「中立」という意味ですが、木(植物)は光合成をしながら生長し、その過程でCO2を吸収して酸素を吐き出します。そして、やがて木は伐採され、建材や紙になり、最終的に燃やされてCO2を排出する訳ですが、そもそもそのCO2は、もともとは大気にあったものを木が吸収したものなので、例え排出されたとしても、大気中に新たにCO2を生み出すことにはなりません。
このように、排出されるCO2量と、吸収されるCO2量が同じである、この状態を「カーボンニュートラル」と言います。
だからといって、とりあえず何でも木を使えばカーボンニュートラルになるのか・・・と言えば、そういう訳でもありません。
例えば、バイオエタノールにおいて指摘があるように、製造過程で大量のCO2を排出したり、以前ウッドマイルズについてのブログで書きましたが、大量の燃料を使って遠くから運ばれた木材を使うとすれば、カーボンニュートラルにはなりません。
表面的な認識だけではなく、こういった製造や輸送にかかるエネルギーについても考えないと、本来の意味を見失うように思います。 そういったことを考えても、やはり木はできるだけ身近な場所にあるものを使うのが本来の姿なのだと、改めて思います。
そしてそれだけでなく、伐採したところには植林し、きちんと整備していかなければ、木もやがては石油などと同じ限りある資源になってしまうし、大気中の二酸化炭素を吸収する機能をなくしてしまいます。 フィールドを適切に管理し、育成を維持する・・・書いていて思ったんですが、これは森についてだけでなく、人の世界においても、今後のキーになるのではないかと思います。


